移動事務所として災害に備えつつ活用するという発想
リモートワークが普通となった現在、リモートワークが可能なのであれば事務所はどこでも良いですよね?
その、高機動性を元に全国各地へ移動した先が即事務所として機能する優位性は活動可能範囲を大幅に向上させる事でしょう。
又、単体にて事務所としての機能があるのであれば、突発的な災害等の何らかのトラブル時に営業を継続可能な状態が構築出来、リスクの低減に繋がるのです。
弊社はPC保守会社だからこそ、移動事務所に必要なノウハウが全て揃っており、移動事務所作成に盛り込みました。
リスクマネジメントにご参考頂ければ幸いです。
又、各種制作販売も致しております。ご興味の方はお気軽にお問い合わせ下さい。
事務所として最低限必要な機能は?
- 何らかの作業が出来る空間
- パソコン⇒ノートPC
- 電話⇒携帯電話
- インターネット⇒ポケットWiFi
- 電源⇒バッテリー又は発電機含む外部電源
リモートワークを公園やカフェ等で行っているシーンをTVやSNS等で目にした事が有る方も多いのでは無いでしょうか?
もう、そのような事が可能な時代に突入しているのです。
事業を行う事務所として機能する設備として考えた場合はどうでしょうか?
『何らかの作業出来る空間』は、ある程度の閉鎖的な空間が必要になり、公園やカフェ等のオープンな環境では不可能になってくるのです。
移動事務所としての機能も、移動販売車のキッチンカー、移動理髪店、ネイルサロン・・・etcも、同様に考える事が出来ます。
何らかの作業を行う空間⇒事務室を快適に!
- エアコン
真夏の車内は地獄です。暑いのは耐えられないですよね?💦
移動事務所として作業だけを考えると、クラウドのリモートワーク環境を整えておきさえすれば軽バンでも可能です。極論、普通の軽自動車でもエンジンをかけておけばエアコンも効きますし、電源も取り出せるので可能でしょう。
しかし・・・
1~2名でのリモートワークを行うにはどれ程のスペースが必要?
- 1~2名で利用
- 同時来客は1~2名
- 打ち合わせ等を行える空間
こうなってくると、普通の軽自動車や軽バンでは厳しくなってきます。軽キャンピングカーやハイエース等の大きめの車両でギリギリ可能でしょう。又、バス、ミニバス、等のサイズであれば楽に可能でしょう。献血車をイメージすると分かりやすいかもしれません💦
他にも、トラックベースのキャンピングカーや、トラックに積載するシェルタイプ、牽引するタイプのトレーラーがあります。
切り離せるのか?
キャンピングカーを流用したり、ハイエース等の車両を架装した場合は、エンジントラブル等で車両がダメになると移動出来なくなってしまいます。
事務所を積んで目的地へ持って行き、目的地で下ろして事務所として単体で機能させる事を考えると、トラックベースのシェルタイプかトレーラーかの選択になります。
- コストは抑えたい
- コストは抑えたい
- コストは抑えたい
トレーラー、良いですよね。。。。
カテゴリー的には
シェルタイプ⇒荷物
トレーラー⇒車両
ですので、同じ大きさの同じ移動事務所を作るとして、トレーラーの方がブレーキランプ等の電装品の接続や車両本体との接続部作成等コストが掛かってしまいます。
トラックベースで考えるとメリットが大きいのです。
- 車両に何らかのトラブルがあって走行出来なくなっても『積み替え』が容易に行える。
- 駐車場1台分位のスペースへ事務所を置いたら拠点が即完成する。
- 事務所を置いて、トラックで出かける事が出来る。
勿論、4t、2t、1,5t・・・広くたくさん荷物を載せる事が出来るに越した事は無いです。が、
- コストは抑えたい
- コストは抑えたい
- コストは抑えたい
最もコストを下げるとどうなるのか?
そこで、維持費含めてコストを考えると、どうしても軽トラックになってしまいます。
軽トラックベースでなんとかならないものだろうか?
もし、軽トラックで可能であれば、移動事務所は法律的には軽トラックに積んだ荷物で、軽トラックは普通の軽トラックです。
車検も事務所を下ろしてそのまま通す事が出来ます。
税金も、燃費も軽トラック!
維持費も軽トラックがGOOD!
なんとかなるんじゃ無いか?・・・
容積的に一番厳しい軽トラック
いわゆる、軽トラシェルキャンのジャンルを選択して開発を行いました。軽トラの限界にチャレンジしてみたのが弊社初号機です。
又、軽トラシェルサイズで実現出来るのであれば1.5t等車体サイズが大きくなれば空間的なゆとりが出来る為もっと楽に設計出来ますから、軽トラが出来れば1.5tはもっと快適、2tは更に快適・・・。
遠方へ出張可能な移動事務所として、移動先に設置し、即事務所として機能する為に詰め込めるだけ詰め込んで作成・・・
- デスク
- 5人掛けベンチシート
- 照明
- エアコン
- FFヒーター
- ABC消火器
- 26L冷凍冷蔵庫
- ギャレー(流し台)
- 外部電源コネクター
- 100V2000Wインバーター
- 600Wソーラー発電
- MPPTソーラー走行充電器
- 240Aリン酸鉄バッテリー
- 電子レンジ
- シャワー室
- トイレ
- LOWEペアガラス窓
- スタイロンフォーム30㎜断熱
- 吸気口
- 排気ファン
キャンピングカーに詳しい方なら『え?』と思ったはず。軽トラシェルキャンにシャワー室とトイレは不可能!!
ええ、不可能と言われ続けてきました・・・・
しかし!シャワー室とトイレを装備しました。実現出来るんです。移動事務所にシャワーは必要無いですけどね・・・シャワー室がある軽キャンピングカーを見た事が無いので軽キャンピングカーとして売れるんじゃ無いかと思ったり・・・キャンピングカーはこちら
モードチェンジで快適空間を
開発者として自分で言うのもなんですが、空間設計は秀逸です。特に、夏場の暑い時に如何に長時間エアコンを連続稼働出来るか?その為にそもそものエアコン消費電力をどうやって削るか?に重点を置いて空間設計しました。
多彩なフォームチェンジが出来、デスクの脱着も可能ですので、状況に合わせて臨機応変に対応できます。
- 全バラシモード
- 3人がけベンチモード
- ノーマルの1人デスクモード
- ワイド座面座椅子対応モード
- 4人がけテーブルモード(ギチギチで6人)
- 車内宿泊時のバンクベッドモード
- 夏場にエアコンのエネルギー効率を極限まで高めたLOWデスクモード
- ほっと一息、お座敷モード
-
災害対策移動事務所:モードチェンジ - AIPC
全バラシモード バッテリー、100Vインバーター、MPPTソーラー走行充電器、ブレーカー類をまとめて配置してい…
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太陽光発電は必要?
利用シーンにもよりますが、何らかの災害時に停電していたり外部電源が取れない様な電気が無い場所で事務所として機能する為には独立して電源を確保する必要性があります。発電機でも良いのですが、騒音問題や、燃料の問題で太陽光発電が良いと考えています。しかしながら、太陽光発電は、充電器やバッテリーも必要になり、コストが大幅に掛かってしまうところです。バッテリーや充電器等の機器類設置場所を計画さえしておけば、必要に応じて後で太陽光パネルと充電器とバッテリーを設置しても良いかもしれません。
もし、太陽光発電の設備が無い場合、夏場は外部電源が取れる範囲か、高原の涼しい所でしか利用が出来ないと考えます。
今現在販売されているパネルでは屋根面積的に限界が750W/hで、その場合は、バンク傾斜部へ1枚、屋根へ4枚の設置となりますが、この移動事務所には150W/hを4枚で600W/hが設置されています。晴天時の効率が良い時間帯で480W/h程の発電となります。
エアコンの消費電力がフル稼働600Wなので、日中では充電と消費を繰り返すイメージで、バッテリー容量が240A/h⇒2880W/hに換算されますので、太陽光発電無しでエアコンをフル稼働すると2880÷600=4時間半位で電池切れになる計算です。
実際は、一端室温が下がってしまうまでの30分位がフル稼働し、その後はエコ運転に切り替わる為、太陽光発電無しでも7~8時間は稼働出来、LOWデスクモードだと12時間連続稼働できました。
又、LOWデスクモードだと消費電力240W位のローパワークーラーでも十分冷えると思いますので検討して良いのかもしれません。。。
バッテリーの容量は大きければ良い?
軽トラックシェルの場合、最大積載量が350Kgですので、上記バッテリーの重量は26Kgもあり重い為かなり悩みます。連続稼働時間を倍にしようと考えると、52Kgにもなります。又、設置場所も増え、コストもアップしてしまいます。
バッテリー26Kg+エアコン22Kg+ソーラーパネル(3.2Kgx4)約13Kg=合計61Kg・・・・足し算していくとかなりの重量になる事が分かりますね。
1.5tのシェルの場合はコストのみ検討すれば良いのかもしれません。
今現在は、大容量長寿命バッテリーの240A/hリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用していますが、今後はチタン酸リチウムイオンバッテリーや個体バッテリー等更に高性能バッテリーが期待されています。
キッチンカー等移動しながら販売する
マルシェ等の催し物会場や、量販店の駐車場の一角等で焼き鳥やクレープ、カフェ等様々なキッチンカーを目にする事が多くなりました。
とりわけ、軽トラックベースのキッチンカーが増えているような気がします。
又、SNSで軽トラックに1脚積んである移動理髪店やバスタイプの車両に2脚積んだ移動美容室が紹介されていたり、ネイルサロンやマッサージ等、あらゆるご商売が移動形式で可能になっています。
ご要望やイメージなどをお伺いして、企画立案から設計施工までワンストップにて行っております。お見積もり等お気軽にお問い合わせ下さい。
キャンピングカー
お客様のご要望をお伺いし、まず、ベース車両のサイズを決めて必要な設備を入れ、大概算をお出しし、ご予算的に可能そうなのかをお打ち合わせさせて頂きます。
軽トラベースの方は軽トラシェルの基本配置プランが複数ございますので、その中から近いプランを元にセミカスタムを行ったり、又、お家と同じようにお客様のご要望やイメージをお伺いして、フルカスタムの自由設計にて仕様を決定し、作成する事も可能です。詳しくはお気軽にお問い合わせ下さい。
※軽トラシェルでシャワー室とトイレが欲しいと言われれば、弊社初号機の配置にならざるを得ないと思います。内覧をご希望の方もお気軽にお問い合わせ下さい。